●待ちの姿勢の就労支援、支援者達は強制的に働かせるのか?というけれど、人間は役割を果たしてこそ満足する。待ちの姿勢はどこかで終止符を打たなければならない。
●「見立て」の必要性
引きこもり、無業者、フリーターという3層のピラミッドがある。ニートはこの3層のどこにでもいるが、
常に、この3層を意識して、支援していかなくてはならない。
たとえば、フリーターは1日働いても、365日働いても同じフリーターだが、ここにもニートはいて支援の必要がある。
無業者と引きこもりには明確な違いがある。無業者には友達がいるが、引きこもりにはいない。
無業者には職業訓練を、引きこもには友達と遊ぶ楽しさの体験が必要で、
おのずと支援方法が違ってくる。
ともかく、この子はどの層のニートか見極めてから支援する必要がある。
●国の政策として動くには2つのことをクリアしなくてはならない。
一つ目は、統計方法を明らかにすること
二つ目は、対象者が50万人を超えること
この2つを満たさない限り政策課題にはならない、現在のところ「引きこもり」が除外されるのは
これらを満たさないからだ。
●同じ「不登校」でも2種類がある。
もっと遊びたいから学校に行きたくない不登校と、いじめで苦しんでいるから学校に行きたくない不登校
これらを両方とも一緒にして支援することはできない。
●自分で稼いで食べれるようになって、初めて「自由になれた」という声が多い
●経験したことがないことはできない --- やったことがないのにアルバイトに行け!といわれても無理
●だから訓練(穴を埋める)必要がある。
●思春期の子どもが「お父さん大好き」と言うわけがない。だからこの支援は母親が前線に立つ必要性がある。
●子どもに社会性を持たせるのは、親にはできない。第3者の力をかりる必要がある。
●子どもがゲームやビデオに固執するのは理由がある。
それは、つらくならないため、考える時間を作らないため。
●まわりに左右されない(景気・環境など)就労ができる力を持ってから社会に送り出す必要性
バブルの時に大量に就職させたが、バブルが終わって真っ先に首を切られたのが彼らだ。
●ドイツの若者には半労半Xという考え方があり、自分に与えられた時間のうち半分は仕事に使い、もう半分は自分に使うという。
こういう考え方もありかなと思うようになった。若者たちは住み分けすればよい。
●「見立て」と「ネットワーク」この2つが最重要
以上